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Twitterに嵌って3年、140字を超える文章を綴れない奇病を患った漫画原作者の戯言置き場です。

コンビニ店員を怒らせる行動10パターン

多くの人々が利用している「コンビニ」、24時間365日営業の便利さは計り知れないものがあります。

大震災が起きようが、台風が迫ろうがお店を開き続けるコンビニの店員は利用者にどのような思いを抱いているのでしょうか。

そこで今回は、首都圏に位置する一店舗のコンビニ店員への調査結果を基にした、彼らを夢中にさせる小悪魔テクを10パターンご紹介したいと思います。

【1】商品をカウンターに投げつける

恋愛がそうであるように、何事も第一印象が大切です。

相手の「いらっしゃいませ!」という挨拶に対して男前に応えましょう。

さりげなくバーコードを下に向けられれば、免許皆伝です。

【2】イヤホンで耳を塞いだままお会計

店員の言葉に興味のない素振りを見せましょう。

「お箸おつけしますか?」「お弁当あたためますか?」

という問いに対して無言でいれば、気になる店員の苛立った大声を2、3回聞くことができますし、彼の気を惹くことに繋がります。

【3】お弁当を必要以上に温めさせる

お財布に余裕があるのなら、お店に設置されている電子レンジの数を上回るよう、お弁当を購入して温めさせましょう。

チルド弁当などは1分弱の時間がかかりますので、買えば買うほど意中の店員さんと二人きりで過ごす時間が長くなります。無言のまま見つめ合って気まずい雰囲気を存分に楽しみましょう。

「ちょっとだけ温めて」「強めに温めて」と細かく注文することで、こだわりのある自分アピールを何気なくすることも可能です。

【4】「あ、袋いらない」

一生懸命、店員さんが袋詰めしてくれた商品に対してこの切り札を使いましょう。

ひと言だけで、他のお客様との差をグッとつけられます。

最初に言ってしまうと、ただの良いお客様としてしか見られません。気をつけましょう。

【5】おでんを注文する

「おでんの美味しい季節になりました、というCMを見ると発狂しそうになる」(20代男性)というように、おでんの注文を極端に嫌うコンビニ店員もいるようです。

煮込まれている鍋を見ることもなく、品切れの具材を注文して悪態をつくという上級テクニックを用いれば、店員の蔑むような視線を独り占めできるかもしれません

【6】小銭を少しずつ財布から取り出す

お会計が端数になることを利用して、小銭を一つ一つ碁のように打ちましょう。

焦らすことも大事な駆け引きの一つです。

「やっぱり足りなかった」と出した小銭を回収して1万円札を財布から放り投げるとなお良いです。

【7】宅急便を利用する

宅急便やメール便は通常のレジ業務よりも時間を必要とします。

これを利用すれば、店員と二人っきりの時間をより長く楽しむことができます。

3つ4つ連続して頼めば、店員の思い出に残ること請け合いです。

お客様控えの伝票という形で、店員の直筆サインも合法的に入手できます。

【8】来店する

一見、当たり前の行為にみえますが「休憩中に来店した客が立ち読みを始めると殺意の波動に目覚める」(20代男性)というように、何気ない来店が店員の心を揺さぶることも大いにあり得ます。

来店音を鳴らした瞬間、店員はあなたの一挙一動からもう目が離せないことでしょう。

【9】電話しながらレジに向かう

仕事関係の急を要する電話ではなく、何気ない雑談の電話のほうが好ましいです。

会話の端々で「あと肉まん」「マルボロ」「ソフトじゃねぇよボックス」など店員を威嚇できれば百点満点です。

【10】電話でクレームを入れる

勇気を振り絞って店員への思いを電話で伝えましょう。

お弁当やパンの納品時間をあらかじめ確認し、その頃を見計らって電話をかけると店員の気持ちはあなたへの憎しみで膨れ上がります。

東日本大震災があって! 日本全国が節電中なのに! 店の看板を灯すなど言語道断!」

「店の灯りが消えていると営業しているかどうか分からんだろうが! 馬鹿が!」

などの小粋な言葉を交えて店員との電話を心行くまで楽しみましょう。

声だけで名前を判別されるような関係を目指してみるのも一興かと思います。

ちなみに、以上のお電話は同一のお客様からの御意見です。毎度ありがとうございます。

以上、コンビニ店員の心を揺さぶる行動10パターンを挙げさせていただきました。

いつも利用しているコンビニとの距離がグッと遠ざかる小悪魔テク、決して悪用されないことを祈っております。